今回、我々は島根県雲南市における全ての就学前施設(21施設:保育所10、幼稚園5、認定こども園6)のうち、1つの保育所を除き本調査に協力すると回答が得られた20施設(指導者290人、幼児799人)における幼児期運動指針(以下、指針)の活用状況および幼児における指針の充足状況、および保育者における本指針の活用とその幼児の運動能力との関連について検討を行った。 その結果、指針の活用状況は全体で18.6%であった。また、幼児における本指針の充足者の割合は、全体で66%であった。さらに、指針活用保育者の割合が高いことは、幼児の協応動作であるソフトボール投げの投距離が長いことと関連することを明らかとした。
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