研究成果の概要 |
質量分析手法を用いた脂質メタボロームの包括的解析により、正常あるいは疾患モデル動物のサンプルプロファイルを解析し、病態生理に関与する因子を見つけようとする試みがなされている。脂質質量分析を用い、睡眠呼吸障害患者と健常成人とを比較することにより、睡眠中の無呼吸低呼吸が脂質代謝異常に与える影響について検討した。睡眠呼吸障害患者において健常成人との比較により、96種の脂質分子種(hosphatidylcholines, phosphatidylethanolamines, phosphatidylserine, sphingomyelin, triacylglyceride)に有意な差を認めた。
|