日々の保育園・教育の中で、保育者は幼児一人ひとりの交友関係を把握し、個々の発達に応じた適切な指導が望まれるが、多人数に対して正確に把握することは容易ではない。しかしながら、本研究ではビジネス顕微鏡とビーコンを導入することで、幼児の行動を規制することなく、個や集団の実態を客観的かつリアルタイムに情報を得ることができ、集団の幼児の行動特徴を継続的に把握することができた。このことから、園児の行動特徴から固定遊具の配置デザインや園舎構成の安全配慮対策を考慮することができ、幼児の怪我の減少に貢献できるものと考える。
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