小児慢性特定疾病(悪性新生物)の診断を受けた小児に対する情報提供(説明等)に関する現状およびそれらに対する患児の理解と満足度に影響を及ぼす要因について調査を行った結果、併存疾患や言語に関するハンディキャップを有する場合については特に支援が必要である可能性が示唆された。病気や治療に関し主治医および保護者(両親等)から受けた説明の量や感じ方、理解度については、診断時の年齢との間に有意な関連は認められなかった。さらなる解析を行う中で、理解や満足を高めるための支援をすべき対象の特徴を特定する必要がある。
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