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2018 年度 実績報告書

ラオスにおけるCBETの実態と課題―コモンプールアプローチに基づく実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K16666
研究機関山口大学

研究代表者

森 朋也  山口大学, 教育学部, 講師 (30757638)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードコミュニティ・ベースド・エコツーリズム / ラオス / ベネフィット・シェアリング / 地域コミュニティ / 社会関係資本
研究実績の概要

平成30年度は、交付期間中の研究をまとめて、その総論を国際学会で報告し、その成果を論文にまとめた。本研究の目的は、ラオス中部で実施されているコミュニティ・ベースド・エコツーリズムが地域コミュニティの厚生を引き上げるものであるかを評価することである。このことを明らかにするために、研究代表者は、平成29年度、平成30年度に現地でのインタビュー調査、アンケート調査を行った。残念ながら、当初、想定していたロジット・プロビット分析は、実施できず、各メンバーの選択を規定する要因を明らかにすることができなかった。これは、本研究の残された課題である。その一方で、地域コミュニティにおいて、どれくらいのメンバーが観光業に参加し、どれほどの収益を得たのか、あるいは、どのように収益をシェアしているのかを定量的に評価することができた。先行研究では、地域コミュニティがプロジェクトに参加していることの重要性を説いてきた一方で、その内部でのベネフィット・シェアリングの状況までは十分に明らかにしてこなかった。この点で、本研究は、一定程度の成果を上げることができた。
研究代表者は、この成果を、日本計画行政学会第41回全国大会のワーキングショップで報告(日本語)し、さらに、カナダのトロントで開催された、XIX ISA World Congress of Sociologyに参加し、英語での報告を行った。学会で得られた成果は、中央大学経済学研究所のディスカッションペーパーに投稿した。最終年度には、間に合わなかったが、今後、海外の学術雑誌に投稿する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Local Community Participation and Benefit Sharing in Community-Based Ecotourism in Lao PDR: The Case Study of Phuo Khao Kouay NPA2019

    • 著者名/発表者名
      Tomoya Mori
    • 雑誌名

      Institute of Economic Research Chuo University Discussion Paper

      巻: 311 ページ: 1-14

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 持続可能な観光発展による地域活性化と地域コミュニティの維持に関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      森朋也
    • 学会等名
      日本計画行政学会第41回全国大会
  • [学会発表] The local community’s participation and the benefit sharing of Community Based Tourism Lao PDR -Case Study of Khao Kouay NBCA-2018

    • 著者名/発表者名
      Tomoya Mori
    • 学会等名
      XIX ISA World Congress of Sociology
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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