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2019 年度 研究成果報告書

摂関院政期における漢学思想研究の新たな領域と方法の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 16K16711
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 思想史
研究機関早稲田大学

研究代表者

森 新之介  早稲田大学, 高等研究所, その他(招聘研究員) (80638718)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード漢学 / 礼楽思想 / 神国言説 / 帝王略論 / 天下草創 / 道統論
研究成果の概要

本研究は、従来ほとんど注目されずにいた摂関院政期(平安後期~鎌倉初期、古代末期~中世初期)の漢学思想を解明し、思想史研究に正しく位置付けるとともに、分析の方法論を編み出すことを目的とした。そのために、国内の文学研究や歴史研究、そして中国大陸や台湾での漢学研究も参照した。また、当時よく読まれた漢籍などにも着目して漢学思想の特色を把握し、得られた知見を著名な思想問題の考察に応用して通念に修正を迫った。以上の成果は国内外で研究発表し、査読付きの論文や研究ノートなどとして刊行した。

自由記述の分野

日本思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

神国言説を時系列で分析し、慈円『愚管抄』巻第7の訳注を作成するなど、著名な思想言説や思想書についての基礎研究を行った。他の研究者にとっても利用可能で有益な研究成果を提供できたと考えられる。また、やはり著名な源頼朝の「天下草創」を正しく理解するためにも漢学の視角が必要であることを指摘するなど、学界に問題提起できた。

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公開日: 2021-02-19  

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