21世紀のアートとウェットな人工生命の関係について理論的枠組みや専門用語などの一般的な理解を深める機会となった。特に、芸術がいかにウェットな人工生命の技術や方法に応用できるか実践と議論によって、批判や評価を行い、芸術分野における新たな美学として位置付け、その解釈と普及に貢献した。国際ワークショップではプロトセルの世界的な権威であるスティーン・ラスムッセン教授を迎え、基調講演とラスムッセン教授、久保田晃弘教授、筆者によるディスカッションを行なった。またハンズオンによるプロトセルの実践も企画し、実施した。成果は特設ウェブサイトにおいて、公開した。プロトセルについての2件の論文を執筆した。
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