研究課題/領域番号 |
16K16744
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
今井 紫緒 東京藝術大学, 大学院映像研究科, 研究員 (80626838)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 3D / 彫刻 / 3Dスキャニング / 3Dモデリング / モーションキャプチャ / 3Dプリンター |
研究実績の概要 |
当研究は29年度(平成30年)の3月1日~平成30年2月28日の期間産前産後の休暇又は育児休業にて研究を中断していました。平成30年2月28日に再開後の約一ヶ月の期間にて今後の研究実施に向け計画を見直した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
29年度(平成30年)の3月1日~平成30年2月28日の期間、産前産後の休暇又は育児休業にて研究を中断していた為。
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今後の研究の推進方策 |
29年度の3月31日に産休から研究再開し28年度に実施できなかった国内外の切削加工の視察調査及び作品制作を29、30年度実施へ変更した。当初計画していた29年度計画内容を30年度に変更し30年度計画内容を31年度へ変更した。 【平成31年度計画】 1)データ制作研究:人物の一定時間の3Dスキャニングにより生じる時間や動きのブレを主題として作品の制作にとりかかる。スキャンしたデータから国内でのNC加工による切削造形を実行する。2)国内外の切削加工施設の視察調査と作品制作:3Dプリンターの活用に関してはこれまで多くの事例を経験してきたが、次年度行う切削加工の活用は新しい試みであることから事前調査を実施する。NC加工の他、3Dプリンター各種タイプ保有、真空注型、射出成型から各加工造形物に対し塗装までの技術についても視察する。作品制作については素材と制作方法を目的に応じて使い分け制作に取り組む。 【平成31年度計画】 1)データ制作研究:特定の対象物の3Dスキャニングにより取得したデータの重層及び合成による新たな彫刻作品の制作に取り掛かる。2)国内外展示発表:本研究の最終成果発表としてこれまで制作を行ってきたデジタル彫刻作品の展示発表を行う。研究期間に制作された作品は勿論、これまでの制作においてデータ取得を行った3Dデータを転用することで以前とは違う新たな作品として成立させる試みも行い、デジタルデータの活用におけるさらなる展開を提示する。従来の使用方法だけに捉われないデジタルテクノロジーの活用について表現目的に応じた活用手段を他分野の研究者と意見交換を行う場を設け交流を図り、相互分野の発展に繋げる。3)研究成果報告のまとめ:以上3年間の研究工程と成果を新たな彫刻の制作方法としてまとめ、ウェブサイトを作成し公開する。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成29年3月1日~平成30年2月28日の期間において産前産後の休暇または育児休業にて研究中断をしていた為、当初計画していた29年度計画内容を30年度に変更し助成金も計画に沿って使用する。
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