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2018 年度 研究成果報告書

文学者の「口語文」観-作家による文章論・古典の現代語訳の史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K16760
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 日本文学
研究機関静岡大学

研究代表者

中村 ともえ  静岡大学, 教育学部, 准教授 (70580637)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード谷崎潤一郎 / 源氏物語 / 玉上琢彌 / 窪田空穂 / 与謝野晶子 / 佐藤春夫 / 芥川龍之介 / 文章読本
研究成果の概要

谷崎潤一郎の『源氏物語』の現代語訳(「谷崎源氏」)の研究を中心に、以下の研究を行った。翻訳による近代日本語の変質を批判する谷崎の評論と、その後の古典の現代語訳の関連を明らかにした。「谷崎源氏」の改訳・改訂と、『源氏物語』の敬語に関する研究の接点を明らかにした。また、与謝野晶子の『源氏物語』に関連する仕事、窪田空穂による『源氏物語』訳についても考察を行った。口語文については、芥川龍之介と佐藤春夫の評論も比較・検討した。

自由記述の分野

日本文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

谷崎潤一郎には、『文章読本』に代表される文章論と、『源氏物語』の現代語訳(「谷崎源氏」)に代表される古典の現代語訳の仕事がある。創作を重視する近代文学研究においては軽視されてきたものだが、『文章読本』も『源氏物語』の現代語訳も、同時代から現在まで作家による類例が多数存在している。それらを「口語文」というテーマで総合的に検討する視座を示したことが、本研究の意義である。

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公開日: 2020-03-30  

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