現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
若手研究の2年目を終え、4年のプロジェクトの折り返し地点に来たところである。これまでの成果は順調であると言える。ソローについては「ソローの嗅覚:”Slavery in Massachusetts”とDissentの位相」『ヘンリー・ソロー研究論集』第43号, 2017年、および“Civil Disobedience and the Postwar Okinawan Novelist Medoruma Shun.” Thoreau in the 21st Century: Perspectives from Japan, edited by Horiuchi Masaki, Kinseido, 2017. pp. 85-97.を、メルヴィルについては「バートルビーの眼をとじる:超越主義的ネットワークにおける視覚、身体、他者」『環境人文学Ⅱ 他者としての自然』野田研一,山本洋平,森田系太郎編著, 勉誠出版, 2017. pp. 149-64.を刊行した。また、(共著)「剥製の欲望から諸自己の詩学へ―一九世紀アメリカ文学における鳥の表象」『鳥と人間をめぐる思考:環境文学と人類学の対話』野田研一・奥野克巳編著, 勉誠出版, 2017. pp..103-24.も成果の一部といえる。また2017年度10月にはフランスでの国際会議にて研究発表を行った。そこでのフィールドバックを活かして、翌年度以降、英語論文として発表する予定である。
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