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2016 年度 実施状況報告書

中国北方のツングース系危機言語ホジェン語の文法記述とドキュメンテーション

研究課題

研究課題/領域番号 16K16833
研究機関成蹊大学

研究代表者

李 林静  成蹊大学, 法学部, 教授 (40567418)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードホジェン語 / ドキュメンテーション / 危機言語 / ツングース諸語 / 記述言語学
研究実績の概要

本研究の具体的な目的は、1)これまでに出版された危機言語であるホジェン語のテキスト及び研究代表者のフィールド調査によって得られた音声・映像資料をもとにホジェン語の形態・統語構造をより詳細に記述すること、2)ホジェン語のドキュメンテーションを行い、得られた音声・映像資料を文字化し、文法情報を付して成果刊行し、今後の歴史言語学的研究のデータとして利用可能なかたちにととのえることである。
平成28年度8月ー2月産休・育休に入ったため、やむを得ず研究を中断した。年度の前半及び育休が終わった後の3月だけ研究を行うことができた。その間に行われた作業は下記の通りである。
①これまでフィールド調査で収集してきた音声データの一部を文字データに聞き起こした。
②それらのデータに基づき動詞についての文法記述を行った論文を海外の雑誌に投稿し、返信待ちの状態である。
他にも成果発表に向けて準備を進めたが、平成28年度中の発表が間に合わず、平成29年度6月及び8月に成果が公表される予定となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成28年度8月ー2月産休・育休に入ったため、やむを得ず研究を中断した。8月に行われる予定のフィールド調査も実行できなかったため、新たな資料収集ができていない。ただし、これまでの音声、映像データの整理ができ、公表予定の論文の執筆もできた。このため研究課題の進捗としてはやや遅れていると評価した。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、出産のため海外渡航できなかったため、平成29年度は、中国黒龍江省において、消滅の危機に瀕しているホジェン語のフィールド調査を行い、そのデータの整理、分析、記述、公表を行う予定である。それと同時に、過去のデータも引き続き整理、分析する予定である。

次年度使用額が生じた理由

平成28年度8月より2月まで、産休・育休を取得していたため、海外におけるフィールド調査のための旅費などを使用しなかったことから差額が生じた。

次年度使用額の使用計画

平成28年度に行えなかったフィールド調査の旅費、かつての調査において得たアナログ資料のデジタル化、言語学関係の書籍の購入などに研究費を使用しようと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 「ホジェン語会話テキスト(6)」2016

    • 著者名/発表者名
      李林静
    • 雑誌名

      『北方言語研究』

      巻: 6 ページ: 131-152

    • 査読あり

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公開日: 2018-01-16  

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