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2019 年度 実施状況報告書

語彙学習における学習者特性の影響

研究課題

研究課題/領域番号 16K16860
研究機関東京外国語大学

研究代表者

石澤 徹  東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 講師 (00636095)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード語彙学習 / 学習者特性 / 拍感覚 / 語彙学習ストラテジー
研究実績の概要

本研究は日本語の語彙学習において、学習者の特性がどのように関連しているか検証し、日本語学習・日本語教育への提言を検討するものである。TOPRAモデル(Barcroft, 2002)のフレームを用いて、学習者の処理資源の使われ方を背景に、音韻の認知能力の差が語彙学習の成否にどのような影響を持つか検討する。また、Skehan(1998)および小柳(2020)をふまえ、音韻符号化能力の影響を受けやすい初級学習者と言語分析能力の影響を受ける上級学習者に分け、調査を実施する。なお、母語については、最も大きな学習者の特性であるが、それよりもこれまで個人差としてとらえられてきがちだった点に焦点を当てることに重きを置くため、英語を母語とする学習者に限定して調査協力をお願いしたいと考えた。
調査としては、昨年度方策として記した観察調査の準備を進めた。学習者の拍感覚を確認するテストおよび語彙学習ストラテジーに関する質問紙を準備し、1週間程度の学習を観察し、拍感覚の敏感さの違いがどのような語彙学習方略・結果に現れるか調査をする予定で進めていた。
しかし、2019年度末に海外にて学会参加、国内での調査実施を検討していたが、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を受け、出張および調査が中止となった。今後は、予定していた調査をどうすれば実施できるか検討したうえで、遂行する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本務の関係で春期休暇中まで調査を実施することが難しかったため、その期間での遂行を予定していたが、COVID-19による影響から、調査ができなくなってしまった。
また、参加予定だった学会も中止されたため、そちらの予定も取り消された。

今後の研究の推進方策

予定していた調査をオンラインで実施できるように変更し実施する方策を検討している。
また、2020年度が最終年度となるため、成果発表を行えるよう、調査を夏から秋にかけて遂行したい。

次年度使用額が生じた理由

調査及び海外への学会出張ができなかったため。

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公開日: 2021-01-27  

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