研究課題
本研究は、学習者と研究者への質問紙調査や教室における研究を元に、英語アカデミックライティングの授業に使用できるMobile-assisted Language Learning (MALL)(モバイル支援型言語学習)による言語教授法に焦点を当てた。インタビュー調査では、アカデミックライティングをどのように学んできたか、学術論文の執筆における困難な点や、それらを克服するための方略について質問した。アカデミックライティングへのVRの導入に関する本研究の結果として、高いレベルでの関与や、学習中のトピックを視覚化する能力、またライティングを学ぶ際の有用性が挙げられた。しかしながら、テクノロジーの問題として、学習者の中には気分が悪くなった人もいた。また授業内でVR映像に関する活動を増やしたり、授業内外でのリスニングに関する課題を増やすことで、VR映像への聴解はさらに向上したであろうと考えられる。教材の開発と、アカデミックライティングに焦点を当てた「Solve the Mystery 3」の出版を中心に進めた。東京でのJALT (全国語学教育学会)のPAN SIG (分野別研究部会)、トロント(カナダ)での脱植民地化学会、ドバイ(アラブ首長国連邦)でのALLT(応用言語学・言語教育学会)において発表した。ALLT学会へ論文を提出する予定である。今回の教科書作成からは、学術論文の構造など、アカデミックライティングを教える上で、教育者がどのような分野で助言を必要としているかについての示唆を得た。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件) 図書 (1件)
Languages
巻: 2 ページ: 1,27
https://doi.org/10.3390/languages2040019