研究課題/領域番号 |
16K17069
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
湯川 拓 大阪大学, 国際公共政策研究科, 准教授 (80728775)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 民主化促進 / 選挙監視 / クーデタ / 民主化革命 |
研究成果の概要 |
冷戦後に政策としての重要性が増しながらも、研究と分析がそれに追いついていなかった「民主化促進」の分野についての理論的および実証的研究を行うことが本プロジェクトの目的であった。 成果としては、第一に、国際的選挙監視が民主主義に与える影響について、新たな理論枠組みを構築し、それを踏まえた実証分析を行った。第二に、民主化革命において掲げられる価値やスローガンについて、分析を行った。これらはいずれも査読付き国際学術雑誌に論文として報告した。 その他、東南アジアにおける国内政治体制と国際関係の連環について研究を行い、成果を論文として公表した。
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自由記述の分野 |
国際関係論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
冷戦後、欧米が他国に民主主義を普及させるべく様々な政策をとるようになったことは広く知られている。すなわち、国際的な民主化促進である。しかし、それが具体的にどのような効果を上げてきたのかはほとんど研究されてこなかった。 本研究の最大の意義は、その点を理論的および実証的に明らかにしたことである。特に選挙監視の研究においては、途上国の選挙の質をモニターし評価することが、必ずしもその国の選挙の質を向上させるとは限らないということを示した。以上のことは民主化促進という政策評価において重要な意義を持つと考える。
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