この研究によって、安全保障研究者と歴史学者との共同研究を推進し、まずは2017年に編著『国際政治史における軍縮と軍備管理』を刊行した。その後、特定の兵器の使用等を禁止する発想や取り組みに関して、19世紀から現代までの事例を扱う国際共同研究プロジェクト「パーリア・ウェポンズ」を2018年に立ち上げ、その成果として2020年に編著『禁忌の兵器』が刊行された。武器移転規制をめぐる発想や取り組みに関しても、様々な国内・国際イベントを開催した後に、2020年に単著『武器貿易条約』を刊行した。その後、今後この分野で追求すべきテーマについて、国内外の研究機関・国際機関・NGO等とオンラインの議論を重ねた。
|