研究実績の概要 |
平成30年度の研究実績として、以下の3つを挙げることができる。 1つは私の単著論文"Country Size, Technology, and Ricardian Comparative Advantage"を 査読付きの国際誌に投稿し、エディターおよび査読者から2度目の改訂要求が来たことである。1度目の改訂要求に比べて全体的に細かい点での改訂要求に留まっているものの、いくつかは本質的な改訂要求でもあった。研究成果を公刊できるように最大限の努力を払い、これらの要求に誠実に対応して再々投稿を行った。 2つは私が国外の研究者と取り組んできた理論研究"Tariffs, Vertical Oligopoly and Market Structure"に国内の研究者の協力を得て、実証研究を加えたことである。前年度から取り組んでいたものの、今年度は特に実証分析に焦点を当てて、いくつかの国際学会で報告をし、著名な国際経済学者より有益なコメントを得ることができた。 3つは私の単著論文"Complementarity between Firm Exporting and Firm Importing on Industry Productivity and Welfare"の第一稿を完成させて、いくつかの国内・国際学会で報告をしたことである。この研究はまだ完成度が低いものの、来年度にさらに学会報告をして、研究の精度を高めていく予定である。
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