研究目的は、介護職員がいきいきと働くためにはどのような要因が必要か、介護職員がポジティブに仕事をするための示唆を得ることである。3年以上勤務している介護職員に質問紙調査、インタビュー調査を行った。結果、ワーク・エンゲイジメントの高い介護職員は、今の職場環境を肯定的に捉えることができ、仕事の負担感もエネルギーに変えて、働くことができていることが分かった。職場環境認識がワーク・エンゲイジメントを高め、介護肯定感も高める方向に働くことが示された。職場環境認識が勤務継続意向への影響が大きいことが明らかとなった。仕事の負担感の認識をどのような方策で低減できるかということが重要であることが示唆された。
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