研究課題
若手研究(B)
本研究は、申請者の作成した協調的幸福感尺度(対人関係が良好で、平穏無事で、人並みであることを測定する心理尺度)の構成概念妥当性を日本、ポーランド、フィリピン、および、日米の地域差を比較することで実証した。その結果、協調的幸福感尺度が集団主義的な文化の幸福感を捉えており、地域など個人に近い社会環境の影響も受けることが示唆された。この結果は、さまざまな文化で測定される幸福感に、文化的視点を導入することの重要性を示唆している。
社会科学