研究成果の概要 |
小学校および小中学校による縦断調査を3年間実施し,完了した。その結果,データ全体としては確かに読書量の多い児童ほど言語スキル(語彙や文章理解力)が伸びることが確認できた(上田・猪原・塩谷・小山内, 2017; Inohara et al., 2018)。そのコストの高さから,読書と言語の関係についての縦断調査は我が国ではこれまで行われていなかったため,重要な知見である。一方,個人差の解明につながる有力な要因については特定することができず,介入計画についての新規計画の申請が必要であると判断した。そのため,本研究プロジェクトは4年間の計画で採択されたが,3年目で早期完了としている。
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