研究課題
若手研究(B)
中学校の授業においてネットいじめが起きると仮定すると、生徒主体で行われる活動の時に起きる可能性があることが示唆された。また、いじめがあると想定した学級といじめがないと想定した学級とにおいて、いじめ被害者を想定したターゲットの受信したコミュニケーション頻度を検討したところ、両者には差はみられなかった。この結果より、授業中で行われるネットコミュニケーションからいじめの有無を検出することは難しいことが示唆された。
教育心理学
本研究の成果の学術的意義や社会的意義は、今後学校においてタブレット端末が普及した時に、どのような場面でネットいじめが起きやすいかを示唆したところである。また、いじめがある学級で、授業中にタブレット端末を使用した場合、いじめがない学級と同じような端末を使用したコミュニケーションがみられたことから、授業中にネットいじめが起きるとは言えない可能性が示唆された。