| 研究課題/領域番号 |
16K17320
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| 研究機関 | 九州女子大学 |
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研究代表者 |
梅本 貴豊 九州女子大学, 人間科学部, 講師 (50742798)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 動機づけ調整 / 協同学習 / 大学生 / エンゲージメント |
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| 研究実績の概要 |
本年度は，予定していた研究２「特定の文脈・課題における他者との学習における動機づけ調整方略と学習行動との関連」を進めた。具体的には，2017年度の後期に，他大学の研究者2名にも協力を依頼し，計3つの大学において質問紙による調査を行った。この研究では，2パターンの質問紙を作成してランダムに配布し，場面想定によって回答を求めた。その場面とは，「友人と協力してテスト勉強をする場面」と「友人と協力してプレゼンの準備をする場面」である。それぞれの，場面別に動機づけ調整方略と学習行動との関連を検討したところ，関連する方略が異なることが示された。また，動機づけ調整方略とメタ認知との交互作用にも着目し，分析を行ったところ，興味深い結果が得られたため，成果を発表する予定である。
さらに本年度は，去年度に実施した研究について，国際学会および国内学会において積極的に成果を発表した。加えて，2つの研究をまとめて論文化して学会誌に投稿し，採択された。そして，もう1つの研究は，紀要として投稿する予定である（すでに論文は執筆済み）。このように，研究成果の発表も積極的に行うことができた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
２年目に計画していた研究を終えることができたので，おおむね順調に進展していると考えられる。当該年度に予定していた研究２は，２つの他者との学習場面（テスト学習場面，プレゼン準備場面）における，動機づけ調整方略と学習行動との関連の違いを検討するものである。この調査で得られた結果は，平成30年度の国内学会および国際学会で発表する予定である。また，並行して投稿論文の執筆も進めている。
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| 今後の研究の推進方策 |
最終年度である平成30年度においては，研究３「より状況的な他者との学習における動機づけ調整と学習行動・結果とのダイナミックな関連」を実施する。具体的には，実際の協同学習場面の観察に加えて学習者へのインタビューを行い，より状況的な動機づけ調整について検討する。
また，研究の実施にあたっては，他大学の研究者にも研究の協力を依頼して快諾されており，これにより多くのデータを収集する予定である。さらに，学会や研究会などの参加を通して，データ分析，ひいてはその解釈において重要となる心理統計や教育心理に関する情報収集も積極的に行う予定である。
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