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2019 年度 研究成果報告書

小学生、中学生のいじめと認知の歪みに関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K17323
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教育心理学
研究機関甲南大学

研究代表者

大西 彩子  甲南大学, 文学部, 准教授 (40572285)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードいじめ / 認知の歪み / 中学生
研究成果の概要


本研究では認知の歪みといじめ経験との関連について検討した。認知の歪みを測定するための項目を先行研究をもとに中学校の教師とともに検討し,中学生1年生から中学生3年生までの期間に縦断的調査を行った。
その結果,いじめの加害・傍観経験が多い生徒は認知の歪みが高いことが示された。また,認知の歪みの自己中心性は男女ともに短期的には直接的に,長期的には間接的にいじめの加害経験を増加させることが明らかになった。

自由記述の分野

教育心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知の歪みは,いじめ加害者の罪悪感や恥などの感情を抑制し,いじめ行動を促進することが予測される。しかし,国内で認知のゆがみといじめとの関連を検討した研究は数少ない。本研究は,認知の歪みの自己中心性が男女ともに短期的には直接的に,長期的には間接的にいじめの加害経験を増加させることを明らかにし,認知の歪みの観点からいじめ防止に有用な知見を提供したことに意義がある。

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公開日: 2021-02-19  

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