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2019 年度 研究成果報告書

精神病発症リスク状態に対するメタ認知トレーニングの実施可能性と有効性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K17326
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 臨床心理学
研究機関東北大学

研究代表者

濱家 由美子  東北大学, 大学病院, 助教 (80622422)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードAt risk Mental State / 早期精神病 / メタ認知トレーニング / 認知行動療法
研究成果の概要

本研究は、精神病発症リスク状態 (ARMS : At-Risk Mental State) に対するメタ認知トレーニング (MCT) の実施可能性を明らかにするために計画された。
まず第1段階として、精神病に対する個人向けMCTのマニュアルに改定を加えてARMS向け個人MCTマニュアル (MCT+ARMS) を作成し、SVによる指導体制を整備した。第2段階では4名のARMS患者に予備介入を実施して介入体制を整えた。第3段階として本試験介入を開始し、現在継続的に対象者の募集を行っている。

自由記述の分野

早期精神病における心理社会的介入

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知行動療法(CBT)はARMSに対して有効性が認められた治療であるが、セラピストの養成には多くの時間と指導が必要とされることが普及の障壁となっている。一方、MCTはしっかりとしたマニュアルと教材が揃っており、CBTに馴染みの薄い治療者でも取り入れやすいという利点がある。
今回4名に行った予備介入では一定の症状改善効果が見込まれ、また、有害事象なく安全な実施が可能であった。今後ARMSに対する認知行動的アプローチを普及していく上で、MCT+ARMSマニュアルは実用的かつ有用な教材となることが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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