研究実績の概要 |
平成28年度では、主に訪問調査を数多く行い、そこから得た知見を元に学会発表と論文執筆を行った。論文を二本書き上げ、また共著になる研究書のチャプター二章分それぞれ書いた。論文としては、1) The Role of International Student Mobility in Hybridized STEM and Interdisciplinary Programs in Japanese Higher Education: The Empowerment Informatics Program 2)Vietnamese Nail Salon Workers in America and their Ethnic BusinessがThe Asian Conference on Society, Education & Technology 2016学会論文誌とスタンフォードアジア系アメリカ人ジャーナルに掲載された。また二章は、Nova Scienceから出版されている本で、1) Quality Assurance in Higher Education in Japan: Examining a Case Study of the Empowerment Informatics Programと2) Impact of Globalization on Japanese Higher Education Policy: Examining Campus Internationalization and Challenge of Japanese Universitiesが掲載された。 学会発表としてはルイジアナで行われた国際比較教育学会(Annual CIES 2017)、The International Academic Forum ACE/ACSET/AURS、移民学会2016、Tsukuba Global Science Week 2016、APHERP Research Cluster 2017,SIGGRAPH2016(Anaheim), TEI 2017 (横浜)などアメリカ、日本などで行われた学会に参加し、口頭発表を行った。 訪問調査では、国内では早稲田大学、工学院大学、同志社大学、阪南大学、国外では、Stanford, UCLA, SFU, MIT, UBC, シンガポール国立大学、南洋理工大学に訪れ、数多くの研究所、研究室に訪れ、また研究者と面談を行い、インタビュー調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
主な研究方法として採用する手法は訪問調査、インタビュー、研究対象の観察などであるため、本年度は多くの大学や研究センター、また国内外の研究者と意見交換などを行った。視野の裾野は国内にとどまらず、シンガポール(シンガポール国立大学、南洋大学)、アメリカ(スタンフォード、UCLA,MIT)、カナダ(UBC, SFU)など海外の諸大学にも訪問調査で訪問した。そこで得た知見を元に、国内と海外での学会発表にも積極的に参加し、成果として合計四本もの論文及びチャプターを執筆した。また台湾の国立嘉義大学からも招聘を受け、基調講演として自身の研究について講演することができた。一年目の最初の目標である、論文執筆、掲載、学会発表、ネットワークと人脈の育成など数多くの目標を達成できたと認識している。一年で数多く行った訪問調査で得た情報を元に、すかさず論文作成という具体的成果に反映させ、いずれも英語で執筆し、内外の学会発表を経て論文がジャーナルに掲載されたことも、大きな成果の一つだと考えれる。来年は引き続き英語または日本語による論文執筆を継続して取り掛かりたいと考えている。
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