2018年度は国内出張、論文と本の単著執筆に取り組んだ。12月に大学教育学会が長崎国際大学で開催され、日本のリーディング大学院における文理融合教育の課題と実態について、同志社大学大学院生の竹永啓悟君と共同でポスター発表を行った。また12月にアメリカ大使館による主催で「STEM教育における女性の促進教育」をテーマとした研究会に招かれ、アメリカのSTEM及び女性研究をおこなっている研究者のジョアン・ジョンソン・フリーズ氏(米海軍大学教授)、ステファニー・フォスター氏(女性の活躍支援Smash Strategies社設立パートナー/元米国国務省))の両氏と共に、東京・福岡・沖縄など3カ所に出向き講演を行った。まず東京を皮切りに、大使館主催でアメリカセンターにおいて講演を行った。また福岡女子大学で講演会を催し、最後に沖縄を訪ね、スーパーサイエンスハイスクールと認定されている球陽高校を訪問し講演をし、「てぃるる」という男女共同参画センターに行き同内容について講演を行った。 11月にIntehOpen出版から、『Active Learning』と題する本が出版されたが、本書の一章として、"The New Movement of Active Learning in Japanese Higher Education: The Analysis of Active Learning Case in Japanese Graduate Programs"を執筆した。この論文は主に日本のSTEM大学院プログラムにおいて、アクティブ・ラーニング型スタイルの授業の実態や成否、そしてアウトカムについて論じるものである。2018年度は主に日本のSTEM並びにSTEAM教育の実態や、実際の教育課程における現状などについて、学会や講演会で実体験を即した知見を報告し、また論文化に取り掛かった。
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