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2017 年度 実施状況報告書

高等学校教育費支出をめぐる都道府県の政策選好に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K17408
研究機関島根大学

研究代表者

小早川 倫美  島根大学, 教育学部, 講師 (10710981)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード教育財政
研究実績の概要

本研究の目的は、高等学校教育費支出をめぐる都道府県の政策選好について、制度と実態の両面から解明することである。この目的を達成するために、次の3つの具体的研究課題を設定している。①高等学校教育財政の制度構造の解明、②高等学校教育費支出の類型化と地域的特質、③地方政府内における高等学校教育費決定の政治力学の解明、である。
上記の研究目的に基づき平成29年度は、1)都道府県における高等学校教育費の支出動向について長期的な推移を把握すること、2)1)の数量的な把握をもとに、各都道府県の差異、傾向や特質について考察することを中心に務めた。
1)の実施に際しては、分析に必要となる資料の把握・整理をおこなった上で数量的なデータを用いるとともに、平成28年度におこなったた高等学校教育財政制度の制度構造にかかわる考察内容を踏まえ、分析に取り組んだ。2)については、1)の考察内容をもとに、関連する要素を抽出した後、その傾向・特質について分析をおこなっている。
これらの考察結果については、現在継続して作業中である。加えて、追加的な資料を踏まえた考察が必要であるため、最終年度の学会発表等で公表す予定である。
また、これらの作業過程で最終年度に追加資料の必要性が生じたことから、再度資料群への調査を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画初年度の考察を踏まえ、本年度の分析作業に取りかかることできた、また、分析作業の過程において追加的な資料調査の必要であるため、最終年度の計画も見直しを行った。

今後の研究の推進方策

平成30年度は、平成29年度の成果と課題を踏まえ、継続した調査を実施するとともに、本研究の総括をおこなうことに努める。

次年度使用額が生じた理由

平成29年度は前半において、平成28年度に収集した資料をもとにしたデータ分析を中心とし、後半において資料群への追加調査をおこなったことから旅費が予定していた支出より多く生じなかったためである。
平成30年度は、前半において追加的な資料調査をおこなうとともに、成果発表等には旅費を使用する。また、研究の総括に向けた必要備品も購入予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 教育行財政・学校経営 改訂版2018

    • 著者名/発表者名
      小早川倫美
    • 総ページ数
      218
    • 出版者
      協同出版

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公開日: 2018-12-17  

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