研究課題/領域番号 |
16K17427
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 聖心女子大学 (2018-2019) 青山学院女子短期大学 (2017) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
林 真樹子 聖心女子大学, グローバル共生研究所, 助教 (20772221)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | インクルーシブ教育 / 視覚障がい児 / 非障がい児 / 非認知能力 / 認知能力 / 聴覚障がい児 / 公立小学校 / カンボジア |
研究成果の概要 |
本研究では、インクルーシブ教育と定義付けられる教育形態で学習する非障がい児の非認知的能力並びに認知的能力への影響を途上国の一事例研究として、カンボジアの公立学校に通う小学3年生から6年生の非障がい児を対象に4年間に及ぶ追跡調査を伴う実証研究を行った。 障害者権利条約の採択(2006年)以降、急速に国際潮流となりつつあるインクルーシブ教育であるが、政策及び実践レベルに大きな乖離が依然と存在し、学校現場での実践に向けた実証研究が特に途上国の文脈では不十分である。 研究成果として、非障がい児が障がい児と共に学習する年数が増えるほど、学習能力の向上効果が定性的並びに定量的の両分析において認められた。
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自由記述の分野 |
教育社会学・国際教育開発論(途上国の比較教育政策、カンボジアのインクルーシブ教育)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インクルーシブ教育の学術研究は、障がい児の教育を受ける権利を保障するための特殊教育にその歴史的原点を辿るため、障がい児を対象とした教育開発並びに教育効果に関する研究が必然的に多い。 しかしながら、全ての子どもの多様性を推進するインクルーシブ教育は、特に就学初期段階において、非障がい児を含む児童の非認知的能力向上には絶対不可欠であるといった研究結果がある。 そのため、本研究における非障がい児の非認知能力及び認知的能力への学習効果の向上が実証された研究結果の学術的意義は重要である。さらに、インクルーシブ教育が非障がい児にとっても奨励されるべき教育形態であることを実証した社会的意義も高いと考える。
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