本研究では、言語を超えて詩創作教育学を構築するために、①文献調査②リテラシー教育の国際化の可能性探究③日英共同による詩創作指導開発の3つの柱から検討を行った。文献調査ではおよびリテラシー教育の国際比較では、日本人学習者の閉じた感覚を開くことにつながる可能性を見いだし、複数言語間の詩教育実践開発に向けた手がかりを得た。 日英共同による詩創作実践開発では、国際セミナー・ワークショップを開催し、①自分の言葉表現に自覚的になること②発想の訓練によるアイディアの言語化③当事者意識・自立性の高まり④条件下での自由の行使による創造的リスク・テイキング、という日英の視点をつなぐキーワードを得た。
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