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2022 年度 研究成果報告書

市民による歴史実践のつまずきや変容に関する実証的研究-学校歴史の役割に着目して-

研究課題

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研究課題/領域番号 16K17454
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 教科教育学
研究機関日本体育大学 (2021-2022)
鹿児島大学 (2016-2020)

研究代表者

田口 紘子  日本体育大学, 児童スポーツ教育学部, 教授 (10551707)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワード歴史実践 / 地域の歴史の活用 / 市民 / 証言
研究成果の概要

本研究では市民による歴史活用の事例を収集し、可能性と留意点を整理して示した。戦争体験などをはじめとする地域の歴史は様々な形で活用することが可能であるが、学習者が歴史の継承者となるだけでなく、今後の社会形成の当事者となれるよう現代の公的議論に寄与する歴史の活用を考えていくことが必要であることを明らかにした。

自由記述の分野

History Education

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,市民や教員志望学生を対象にした地域の歴史資源を活用する歴史実践プログラムの開発と評価を通して,民主主義社会への貢献をめざした歴史実践を可能とする学校歴史のあり方を考察した。市民による歴史実践では、聞き手の既有知識への配慮が不足していたり、これまでに受けてきた学校の歴史学習に影響されがちであることを明らかにした。特に地域の歴史として戦争体験を取り上げる場合には、学習者のトラウマになることは避けながらも、学習者が取り上げる戦争体験や活用方法を選択し、他者と共有可能な記憶として伝承したり、戦争体験に関連する現代の公的議論に参加したりする具体的な手法を考案することが必要だと結論づけた。

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公開日: 2024-01-30  

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