本研究では、学校現場での原料調達を可能にすべく、中学校技術科の生物育成領域の学習教材として取り扱えるよう、アオガンピ(青雁皮)の栽培方法やコスト、学習指導計画等を提案し、沖縄県独自の和紙製造技術を教材化することを目的としてきた。事業初年度は、アオガンピの種子採取に成功したものの発芽につながらなかったが、種子の処理方法を検討し発芽率を8割程度まで高めることができた。また、和紙原料としてアオガンピを栽培するための定植場所の検討を行った他、育苗期や露地栽培移行後の土壌湿度管理について、プログラミング教材を利用した自動灌水装置の製作を行うことができた。
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