研究成果の概要 |
本研究では非線形波長変換を用いない、Tm添加レーザー結晶による高効率な2μm帯超短パルス光の直接発生を目指し、従来と異なる波長~1610 nmの高出力ファイバー光源を利用したin-band励起によるTm添加希土類三二酸化物(Re2O3,Re=Sc,Lu,Y)固体レーザーシステムの開発を行い、Tm添加固体レーザーでは世界で初めての報告となるカーレンズモード同期レーザーを実現した。 最短パルス幅115 fs、最大出力1W を達成した。これはこれまでの研究報告と比較すると、2μm帯超短パルス光源において世界で3番目に短いパルス幅かつ1桁以上大きな出力を達成した。
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