研究課題
若手研究(B)
半単純複素リー群が推移的に作用する複素旗多様体に対し,その実形である実リー群は有限個の開軌道を持つことが知られている.これを旗領域と呼ぶ.本研究では,旗領域の性質について研究を進めた.主要な成果は旗領域の擬凹性について解明できたことである.また擬凹旗領域のサイクル連結性に関して,特別な場合についてその性質を解明することができた.
複素幾何学
この研究成果によりAlan Huckleberry氏が過去の論文で立てた予想が肯定的に解決され,旗領域に関する理解が進んだ.またその成果は国際研究雑誌に掲載され,様々な研究機関で講演を行った.