研究実績の概要 |
2019年度は以下の3本の論文を新たに執筆し、雜誌に投稿した。[1]はtypeA旗多様体の同変K理論のvexillaryシューベルト類を与える多項式の一般化である。[2]は、type B,CのGrassmannianのK-theory Schubert類に対応したシューベルト多項式を明示的な公式で導入した。[3]は一般コホモロジーにおけるシューベルト類の代替物であるBott-Samelson類の安定化について調べた。これにより、Kempf-Laksov類との比較をより明示的にできるようになった。 [1] Factorial Flagged Grothendieck Polynomials [2] Double Grothendieck Polynomials for Symplectic and Odd Orthogonal Grassmannians, with Thomas Hudson, Takeshi Ikeda, and Hiroshi Naruse, [3] Stability of Bott-Samelson classes in algebraic cobordism, with Thomas Hudson and Nicoloas Perrin. その他の研究成果として、type Cにおいて、vexillary signed permutationに対応したシューベルト多項式のタブロー公式を発見した。その副産物として、Lagrangian多様体の同変コホモロジーのシューベルト類を表すfactorial Q functionの新しいタブロー公式が得られた。
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