• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

多様体及びグラフの幾何構造と不均質媒質による散乱理論

研究課題

研究課題/領域番号 16K17630
研究機関愛媛大学

研究代表者

森岡 悠  愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 講師 (80726597)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード関数解析学 / 散乱理論 / 関数方程式論 / スペクトル理論 / 逆問題
研究実績の概要

本研究課題の内容に関する主要な目的は前年度までに概ね達成したが、令和元年度末からの新型コロナウィルス感染拡大に伴う研究成果発表の予定変更に伴い、今年度に研究計画を延長した。今年度は次の研究課題に向けた準備的内容に注力した。
音響波動方程式型の定常散乱理論に対してこれまで得られた非散乱エネルギーに関する知見をもとに、シュレーディンガー型方程式の定常散乱理論の場合に対する研究に着手した。シュレーディンガー型方程式に対しては、音響波動方程式の場合と若干技術的な差異はあるが、概ねこれまで得られた結果と同様のことが成り立つことが分かった。特に、非散乱エネルギーのワイル型評価は、摂動領域におけるシュレーディンガー作用素のディリクレ固有値分布から得られる。また、シュレーディンガー作用素の共鳴極との関係も示唆されつつある。共鳴極と非散乱エネルギーには、分布の漸近挙動やその位置関係について、何らかの定性的あるいは定量的な関係があると思われるが、これについての詳しい数学的解析は、今後の課題である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 定常波動方程式に対する非散乱エネルギーについて2020

    • 著者名/発表者名
      森岡 悠
    • 学会等名
      微分方程式の総合的研究
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi