プラズマ中にはさまざまな不安定性があり、特に核融合プラズマの研究においては高温プラズマを真空容器の中に閉じ込めるために不安定性のコントロールが重要である。ドリフト波と呼ばれる波が原因となって生じるドリフト波乱流と帯状流による乱流抑制の研究は重要な課題であるが、その研究で用いられているHasegawa-Wakatani方程式と呼ばれる非線形偏微分法方程式がある。本研究では温度揺らぎを変数に含むように拡張したモデル方程式に対して解の存在定理を証明した。また、Sugama-Hortonモデルと呼ばれる簡約化常微分方程式に対する研究でも成果が得られた。
|