本研究はトップクォークをプローブとした新物理の兆候の探索を目標とした研究である。トップクォーク対の荷電非対称度の測定による探索を目標に研究を行い、a)2レプトン終状態に着目した事象選別の最適化、b)トップクォーク運動学再構成手法の最適化、c)アンフォールド法による分解能補正の最適化、d)新物理への感度の見積もりを行った。 現在2レプトンでの物理解析はおおむね完了したが、異なる終状態を用いた解析との共同結果(コンビネーション)を得るためと、2017年末までのデータも含めるために、解析の見直しを行っている。2018年の9月の国際会議にて1レプトンとの共同結果の公表を目指している。
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