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2019 年度 研究成果報告書

核子多体系におけるカイラル有効場理論3核子力の役割の究明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K17698
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関大阪大学

研究代表者

蓑茂 工将  大阪大学, 核物理研究センター, 協同研究員 (50725059)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード3核子力 / 微視的核反応論
研究成果の概要

核力は、自然界の基本的な力の一つであり、核子どうしを結び付け原子核を存在させる重要な役割を果たす。2核子間にはたらく2核子力に加え, 3核子が揃って初めて生じる3核子力も欠かせない存在である。本研究では、これら2核子力と3核子力を統一的に扱って核子多体系の反応を微視的に記述する理論を構築した。その理論を用いてさまざまな反応観測量を解析することで、3核子力の性質を明らかにした。

自由記述の分野

理論核物理

研究成果の学術的意義や社会的意義

多体力まで統一的に扱うカイラル有効場理論の現実的核力に立脚した微視的核反応論の構築は、核物理と素粒子・ハドロン物理を結びつける極めて本質的な研究である。本研究は3核子力効果の解明において重要な役割を担う。3核子力は有限の核子多体系において重要であるだけでなく、超新星爆発や連星中性子星の合体過程などの天体現象にも密接に関連するため、この研究成果は宇宙物理分野にも波及し得る。

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公開日: 2021-02-19  

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