√sNN=200GeVの金+金衝突において、ボトム(b)からくる電子とチャーム(c)からくる電子を分けて方位角異方性(v2)を測定した。結果は、bからくる電子も有限なv2を示唆しており、その大きさは、u,dに比べると低く、cに比べても系統的に低めである。さらに軽いクォークからなるハドロンの広い運動量領域での精密なv2測定を行い、QGP中を通過する距離にどのように収量の抑制が依存するかを測定した結果、エネルギー損失量が運動量に依存せず通過距離のみに依存していることを示唆する結果を得た。また√s=15TeVでのp+p衝突における重いクォークからの電子の収量分布を測定した。
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