滑りの相転移の観点による地震の多様性の統一的理解

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16K17795
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 固体地球惑星物理学
• 研究機関: 青山学院大学
• 研究代表者: 鈴木 岳人 青山学院大学, 理工学部, 助教 (10451874)
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 解析解 / 摩擦則 / 粘性 / 線形臨界安定性解析 / 地震

研究成果の概要

基板上にブロックを置き、左から加重するという単純なモデルを扱う。キーワードは、滑り速度に二次関数で依存する摩擦則、ブロックの粘性、そして線形臨界安定性解析（Linear Marginal Stability Hypothesis, LMSH）である。特に滑り端が伝播する速度を考え、解析的にこの値が得られることを示す。そして境界条件として与える歪みをパラメータとした相転移的振る舞いの存在も明らかにしていく。結果の地震学的考察も行う。

自由記述の分野

地震物理学