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2018 年度 研究成果報告書

国際宇宙ステーション上での微生物の宇宙空間移動可能性の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 16K17840
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 地球宇宙化学
研究機関千葉工業大学 (2018)
東京薬科大学 (2016-2017)

研究代表者

河口 優子  千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 研究員 (00733990)

研究協力者 ミロジェビック タチアナ  ウィーン大学
オット エマニュエル  ウィーン大学
山岸 明彦  東京薬科大学, 生命科学部
横堀 伸一  東京薬科大学, 生命科学部
青木 元秀  東京薬科大学, 生命科学部
矢田部 純  東京薬科大学, 生命科学部
藤原 大佑  東京薬科大学, 生命科学部
谷口 紀恵  東京薬科大学, 生命科学部
鳴海 一成  東洋大学, 生命科学部
橋本 博文  JAXA
矢野 創  JAXA
奥平 恭子  会津大学
中川 和道  神戸大学
田端 誠  千葉大学
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード微生物 / 国際宇宙ステーション / パンスペルミア
研究成果の概要

宇宙実験「たんぽぽ」計画では国際宇宙ステーション上で微生物の捕集、曝露実験を遂行した。微生物の宇宙生存を調べるために、乾燥した放射線耐性菌Deinococcus属細菌を宇宙環境に曝し、地上にて生存率解析を行なった。500μm厚の微生物の凝集体は宇宙で1年間生存できることがわかった。2、3年間にわたり宇宙曝露した微生物は生存可能であった。1年間曝露で生存率は大きく低下するが、2、3年間曝露による生存率は1年間曝露の生存率とほぼ同等であった。地上コントロールサンプルと比較して1年間曝露で生存が下がった要因は、宇宙環境要因ではなく、サンプル調整過程や、保存時に生じた酸化損傷であることが推定された。

自由記述の分野

アストロバイオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

微生物の曝露実験は数多く行われてきたが、これらの実験の全ては、1回だけ曝露であったため生存能力の時間依存性をみることはできなかった。本研究は、同一の場所で3年間曝露し、生存の時間依存性を解明し、長期生存率を推定できるようになる点が独創的な点であり、宇宙科学分野で重要な結果となる。

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公開日: 2020-03-30  

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