研究課題
若手研究(B)
申請者はこれまで、実在系に近い理論計算を実現するため、水素原子核のような軽い原子核の量子揺らぎを直接取り込んだ多成分系計算手法を開発し、近年では化学反応における水素原子核の量子揺らぎの効果を明らかにしてきた。本研究課題では、多成分系計算手法による化学反応解析法を高速化し、さらに、多数の分子からなる大規模系へとむけた拡張を行うことで、これまで太刀打ちできなかった数多の化学現象に挑戦するための新しい多成分系計算手法の開発を目指した。
量子化学