研究課題
若手研究(B)
本研究は、包接水和物の生成を抑制する速度論的阻害剤の機能解明を目的とする。分子動力学シミュレーションにより、吸着した阻害剤は直接的な相互作用ではなく、Gibbs-Thomson効果によって成長速度を下げていることが明らかとなった。速度論的阻害剤と似た機能を持つ不凍タンパク質と比較したところ、前者の吸着機構はより柔軟性に富んでいることが分かった。また、包接水和物だけでなく、超高圧や負圧で安定な新奇な氷構造に関する研究も行った。
分子動力学シミュレーション