In situ結像顕微CT-XAFS法によるFeOx触媒粒子の化学状態可視化

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16K17863
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 物理化学
• 研究機関: 国立研究開発法人理化学研究所
• 研究代表者: 石黒 志 国立研究開発法人理化学研究所, 放射光科学総合研究センター, 特別研究員 (20752455)
• 研究協力者: 唯 美津木 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授 ; 松井 公佑 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 助教 ; 宇留賀 朋哉 高輝度光科学研究センター, 副部門長 ; 高橋 幸生 大阪大学, 大学院工学研究科, 准教授 ; 関沢 央輝 高輝度光科学研究センター, 研究員 ; 新田 清文 高輝度光科学研究センター, 研究員 ; 鈴木 陽也 名古屋大学, 大学院理学研究科, 大学院生 ; 広瀬 真 大阪大学, 大学院工学系究科, 大学院生
• 研究期間 (年度): 2016-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 固体触媒 / 結像顕微XAFS / タイコグラフィーXAFS / 化学状態可視化

研究成果の概要

固体触媒粒子内形状・構造の不均一性が触媒作用に及ぼす要因を明らかにするために、固体触媒粒子の空間分解イメージングXAFS 法による化学状態分布の可視化を次の(1),(2)の2項目について行った。
(1)結像顕微XAFS法により樹状型FeOx及びFeCrOx粒子内のFe化学状態の可視化を行い、得られた空間分解XANESスペクトルからα-Fe2O3/γ-Fe2O3/Fe3O4の相比率の空間分布を算出し、各粒子の反応相変化傾向を検討した。
(2)タイコグラフィーXAFS法によりセリアージルコニア酸化物固溶体粒子内の化学状態の空間分布を検討し、そこから粒子内に潜む異なる酸素拡散モードを可視化した。

自由記述の分野

化学