研究成果の概要 |
タンパク質の化学修飾を行う上で必要な水中反応について研究を行った。インドールを骨格に持つアルコール化合物が、弱酸性緩衝水溶液中において、システイン残基に含まれるチオール基と脱水酸基を伴いながら官能基選択的に共有結合を形成することを報告した(Chem. Eur. J. 2018, 24, 3959-3964)。また、有機溶媒中において進行するチオールおよびボロン酸の介在する関連反応について研究を行った。最終年度においては、最新のチオールの関与する生体共役反応や共有結合形成反応についての文献調査を行い、レビュー論文として発表を行った(有機合成化学協会誌, 2019, 77, 841-842)。
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