500 μmのパーマロイ線を電解エッチングすることで先端を先鋭化し、直径50 μmのエナメル線をコイル状に巻きつけることによりマイクロ電磁石を作製し、これの先端を金メッキし電極としても利用が可能な針状の磁路型電磁石を作製した。また、蒸着法によりパターニングしたクロム状に電析法によりパーマロイを析出させ、さらにその上に金メッキを施すことで厚さ50 μmの薄膜上の磁路型マイクロ電極を作製した。これらの二種類の磁路型マイクロ電極を用いることで、磁場および交流電場を局所的に印加し、マイクロ微粒子に対して磁気泳動と誘電泳動を同時に印加することを可能とし、特異的な挙動を観測することに成功した。
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