「界面分割現象、および空間分割現象の発見」:In vitro乾燥実験として、高粘性の多糖水溶液を制限空間から乾燥させると、1つの空間を複数の空間に分けるように法則性を持って多糖が析出する。特に、マイクロメータースケールの自己集合構造を形成する多糖に対して、本現象が容易に起こることを実証した。さらに、理論界面曲線によって界面分割の有効性を示した。 「一軸配向構造と層構造を持つ3次元的組織化膜の形成技術」:乾燥時、固気液界面の接触線にそって高分子が配向して膜形成することが分かった。多糖水溶液を乾燥するだけで高分子が3次元的に方向制御されることは極めて驚異的である。
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