形状記憶合金(SMA)細線を編み物の緯糸状に配置し、経糸としてアルマイト線を編み込むことで、通電により動作する布状アクチュエータ素子を開発、この素子を用いた緯糸型SMAアクチュエータを開発し、その動作特性を調査、良好な特性を有するアクチュエータの形状設計を行った。また開発したアクチュエータを三次元的な湾曲形状に動作させることを目的とした屈曲動作緯糸型SMAアクチュエータを試作、この動作特性を調べた。 また、SMAの機能劣化抑制技術についても研究を行い、SMAに対し約0.7%の与ひずみを付与した状態で使用することにより、SMA素子の連続使用による機能劣化が抑制される可能性があることを明らかにした。
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