研究課題/領域番号 |
16K18033
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
山本 憲 東京理科大学, 工学部機械工学科, 助教 (70749100)
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研究協力者 |
元祐 昌廣
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 血液 / 混合 / 希釈 / 混相流 / マイクロチャネル / 界面 |
研究成果の概要 |
輸血適合試験や血液型判定試験は非常に頻繁に行われる基本的な試験であり、長い歴史があるにもかかわらず、未だに技師によるアナログな操作が主流であり続けている。本研究では、マイクロチップと気泡を利用することで、血液をセットしてボタンを1つ押したら約5分後に自動で検査結果を得ることができるデバイスを開発した。なお、このデバイスは検査結果を目視で確認できるほか、試薬との反応が弱いケースであっても検出が可能であるため、判定精度・速度ともに高い水準を達成している。
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自由記述の分野 |
流体工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療従事者の過酷な労働環境が問題となっている昨今において、可能な限り労働者の負担を軽減することが重要となってきている。本研究では、基本的な血液検査を対象として、これまで技師が手動で30分程度を要して行ってきた検査を自動化することで労働者の負担軽減に貢献することができる。また、デバイスの操作は試薬のロードとボタン操作を行うのみというユーザーフレンドリーな設計とし、さらに検査結果も目視で容易に確認できる。さらに、検査に要する時間を5分程度に短縮し、検出可能な反応強度も大幅に改善した。
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