光通信大容量化のためのモード分割多重通信用光デバイスに関する研究を行った。従来の低モードクロストークを追求するモード合分波器とは異なり、MIMO受信の使用を前提とし、適度にモードをまぜあわせる、石英系材料を用いた平面光波回路型スクランブル型モード合分波器を提案、3モードの原理確認素子を実現した。また、モード依存損失、モード間群遅延差を補償する、石英系材料を用いた平面光波回路を用いた、方向性結合型3モード交換器を提案、原理確認素子を実現した。さらに、Si導波路など、導波路の比屈折率差が大きい場合のモード制御光波回路の設計に対応するために、フルベクトル型の波面整合法技術の開発に成功した。
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