本課題ではビット置換符号化変調(BICM)に対するシェーピング符号化・復号法の開発を行った. 衛星通信方式 DVB-S2 などに用いられている振幅位相変調(APSK)を用いたBICMに対して,パイロットビットを用いたシェーピング手法を開発した.また送信系列に擬似乱数を挿入することで,送信系列の発生を一様分布からガウス分布へ変換し,変調・符号化方式を提案した.有限の信号点をもつAPSKに対し新しい信号点配置設計法を提案した.削除ガウス分布を用いることにより,有限の信号点をもつ場合はガウス分布にしたがって信号点を配置した場合の問題点である高SNR領域での達成レートが大きくならないことを解消した.
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